フロリダ州ジャクソンビル在住の著者。
アメリカ人の夫と結婚したことをきっかけに、
“アメリカ”の料理に興味を抱き、最近では
ブログや、雑誌,書籍の執筆でも活躍されています。

アメリカ料理。と言われてもジャンクフードしか
思い当たらない、なんて方もまだ少なくないでしょうか。
とにかく合理主義的なインスタント食品が蔓延している
イメージですが、もともと移民の国である
アメリカは、いい意味で様々な国の料理を
取り入れ、それを同国で手に入る食材や
環境に合わせて独自の道を切り開いてきました。
アメリカの家庭料理も、他国と変わらない、
温かい母の味ですよ。

同書では、著者のゆかりの地、南部料理ももちろん
入っていますが、今回はより広い範囲をカバー。
デザート、アルコールを含むドリンク類と、
本に記載されている料理以外にも使える
ドレッシングやディッピングソースも
たくさん紹介されています。

豆と野菜とドレッシングのテキサス・キャビア、
ポテト・ツナディップ、王道カリフォルニア・ロール、
（個人的にだ～い好きな）バッファロー・ウィング。
フライド・オクラ等々。
なんといっても、カラーバリエーションの豊富さが
なんともアメリカらしい。

サラダや野菜をたくさんとれるレシピもあって安心◎

ちなみに、日本であまり見ない食材や調味料については、
親切な代替も紹介してくれています。

これから外でも楽しめる季節ですね♪
みんなで一品ずつ持ち寄る「ポットラックパーティ」や、
また普段のディナーにも、気軽につくれるアメリカンを
取り入れてみては？

●前作の下記著書も取り扱っております。
「アメリカ南部の家庭料理」
アンダーソン夏代・著　　　　　　　　　　
(アノニマ・スタジオ 本体2200円+税)
≪!!グルマン世界料理本大賞　準グランプリ!!≫